いじめ受けたら保険金 損保各社が続々販売、相談・転校費用など補償 | April 18, 2023, 5 p.m.

 いじめや嫌がらせなど、子どもの問題やトラブルにかかわる保険商品が出始めた。子どもにとってインターネットが身近になり、被害に遭うケースが増えていることが背景にある。損保各社は、被害者になることを想定した保険に一定の需要があるとみて開発に乗り出している。 東京海上日動火災保険は10月、子どもの問題に特化した「トラブル対策費用補償特約」という商品を売り出す予定だ。子どもがいじめや嫌がらせ、ストーカー行為を受けた場合、転校やカウンセリングにかかった費用を補償する。 受け取れる保険金は1回あたり最大20万円で、転校先の入学金や制服・教材代も補償の対象になるという。ただ、保険金の請求には、警察へ提出した被害届が必要になる。 学校やPTAが同社の団体保険を契約していることが条件で、保護者が子どものケガや病気などに対応する補償内容を選んで個別に加入する。保険料は、弁護士費用を補償する特約とセットで月120円を予定している。 東京海上日動は「学校などで…