LINEギフト送り主の情報、「閲覧できる状態だった」 過去8年間 | April 17, 2023, 10:11 p.m.

 LINE(ライン)は17日、同社のメッセージアプリを通じて商品券などを贈ることができる「LINEギフト」で、不適切なデータの取り扱いがあったと発表した。送り主が商品を探すために見ていたページや、受け取り主についてアプリ上で設定した「名前」などを、受け取り主が閲覧できるようになっていたという。 こうした情報は通常のアプリ操作では表示されないが、受け取り主が通信内容を分析すると、閲覧できる状態だった。対象期間は2015年2月ごろから23年3月までの8年間にわたる。今年2月、社内の指摘で発覚し、不適切な情報を削除したうえで、該当する利用者に通知した。 同社によると、閲覧できる状態だった情報には、住所や電話番号、銀行口座やクレジットカード番号などは含まれない。「個人情報の不正利用などの二次被害の発生は確認されていない」としている。 同社は「本来受け取り主にお伝えするべきでない情報が通信内容に含まれていた」として、説明文とおわびをホームページに掲載した。(渡辺淳基)